2005-05-17
鼻行類
…って、
やし。
 
おらへんし。そんなん。鼻行類て。おるわけないし。おったらもっとみんな知ってるし。
ウソやぴょーん。

ハラルト・シュテンプケて誰でしょう。存じあげませんが、『鼻行類』の本は1冊まるまる、隅から隅までどこを読んでも大まじめで、ひとっつも嘘とは書いてません。そういう本です。
さっきのページにCheeが書いたようなことを言いつつ、「この本スゴイで!」「大発見やねんで!」「知ってる?」「なぁ知ってる??」と、誰かに渡しましょう。えー、…実際、Cheeはこの本を購入した当時、4人ほどをだまくらかしました。ありがとう、4人。だまされてくれて、Cheeはすごーく楽しかったよ。

でも、これをただそうやって冗談本と簡単に片づけてしまうのももったいないのです。
さっき書いたのは本当。ちょっとずつ読んでいると、という器官を、上手に最大限に生かして見事に生活しているらしい鼻行類のダンボハナアルキやツツハナアルキ、オオナゾベームやらゴカイバナイカモドキやら(そういう名前なの。他にもいっぱいいる)が、なんとも魅力的で面白いのです。
いるかもしれないよ。いたらいいなぁ。どっかにいてほしいよね。

Cheeは、本当は、誰かにだまされて、自分がそうと信じたかったのでした。


思索社『鼻行類』が絶版になったのは本当ですが、平凡社ライブラリーから再版されているみたいです。表紙のデザインがすっかり変わってるし、中身も少し変更があるようだけど。
嘘ついてゴメン。

でも、本当は本当はいるかもしれないよ。

鼻行類−新しく発見された哺乳類の構造と生活